演奏会(東村山市立中央公民館、3階ホールにて)
12/9(日)に行われた福祉のつどいにおいてメトロノームは昨年に続き、演奏を行いました。職員を含め7名で演奏をしました。先生の指導もあって演奏は回数を重ねる毎にチームワークが良くなり、レパートリーもずいぶん増えました。
演奏曲(7曲)
スタンド・バイ・ミー、空も飛べるはず、森のくまさん、大きな古時計、オーバーザレインボー、ホール・ニュー・ワールド、ビューティフル・ネーム
*スタンド・バイ・ミー(ライブ演奏より)
バンドメンバーの声
「みんなが楽しめるバンドを目指して」
私はH28年から始まった飛翔クラブのバンド「メトロノーム」に参加して約1年になりました。
発表会に向けて、メンバーで「森のくまさん」と「オーバーザレインボー」と「ビューティフルネーム」の3曲を決め、私はキーボードを担当することになりました。
週1回、メンバーだけで練習し、月1回、浅川先生に指導をして頂きました。
途中からメンバーが変わったりして、なかなか全員がそろわないこともありましたが、その分みんなで協力し合って1曲1曲完成させることができました。
「オーバーザレインボー」では、私がカウントを出したり、息を合わせる為に合図を出したりすることに苦戦しました。最初は恥ずかしさもあって、なかなかタイミングを合わせることができませんでした。メトロノームを使うなどして練習を重ねていくうちに少しずつ楽しめるようになりました。
12月に2回発表する機会がありました。発表会はかなり緊張したものの、なんとか無事に終えることができました。メンバーのみなさん、先生、ありがとうございました。
利用者 Nさん(平成30年1月9日)
「メトロノームのこと」
平成28年春、飛翔クラブのバンド活動が始まりました。メンバーそれぞれがやりたい楽器を選び、バンド名は投票の結果「メトロノーム」に決まりました。浅川先生にご指導をお願いし、皆で選んだ曲「ルパン3世のテーマ」をアレンジして頂いて練習が始まりました。僕はピアノを担当したのですが、初心者であるため指使いがわからず、先生に聞きながら悪戦苦闘して何とか一通り弾けるようになりました。他のメンバーもリズムが取れなかったり楽器の音がうまく出せない所から何とか皆で合奏できるまでになりました。
その年の12月、福祉のつどいで初めて発表の場に臨みました。緊張で体が縮こまる中、ドラムやピアノが途中で止まってしまうアクシデントもありましたが、メンバーの多くが達成感を味わうことができました。僕はギターとピアノの旋律が互いに絡み合って心地よい響きを紡ぎ出す部分がとても好きでした。本番でもその絶妙なハーモニーに包まれることができて幸せでした。
平成29年12月、同じ発表の場に、前年とは違う曲を数を増やして臨みました。前回の反省から今回は楽しみながら演奏することを目標にしました。皆で歌う曲は体を揺らしてリズムを取り、観客に笑顔で歌いかけました。なるべく楽譜を見ずに顔を上げて演奏しました。個人的には大きなミスをして悔やまれたのですが、それを責める人は誰もいなかったし、お客さんも温かい拍手で迎えてくれました。
楽しくできればと思って始めたバンド活動です。今はまだその緒についたばかり。いつか「カッコよく」演奏できるようになる野望を抱きながら、今日も練習に励んでいます。
利用者 Kさん(平成29年12月19日)
演奏発表
福祉のつどい(平成29年12月3日)
東村山市中央公民館で行われた発表会では3曲を演奏、合唱をしました。
♪ 森のくまさん
♪ Over The Rainbow(オーバー ザ レインボー)
♪ ビューティフル・ネーム
昨年(ルパン三世を演奏)に続き、楽器編成は変わりましたが、レパートリーを増やしながら成長を続けています。
バンド結成によせて
バンドの結成は「余暇活動の支援」と「音楽療法の実践」という長年の思いを実現したものです。
余暇活動は、生活の質(QOL)の向上を図り、生活をリフレッシュさせたり、活力を与えたりする上で大切なものです。
作業所の仕事以外の活動に対し、余暇として、楽しみや息抜きのような場面を作るほかに、利用者にとっての体験や仲間と楽しむことに大きな意味があります。余暇はそれ自体が、一人ひとりの人生を豊かにするものです。
また、音楽や音楽活動は、音楽をきっかけとしてコミュニケーションが促進され、その人らしさが引き出されることによって、生活の質の向上につながっていきます。上手に演奏できるようになることが目的ではありません。音楽活動を通してグループ活動に参加できるようになったり、音楽経験をすることで、不安が和らいで気持ちが安定したり、眠れるようになったり、イライラしていたのが落ちつけるようになったりという音楽療法による効果も期待しています。
音楽療法士の資格を持つピアニストの浅川寛行先生の指導のもとに、メンバー(他作業所の利用者も含む)が集まり、週1回、作業の終了後に約1時間の練習をしています。
理事長 太田民子